kinoのくらし
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出産~いきむってどうやるの?~

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こんにちはkinoです!

前回の、出産レポート~お産ってどうやって始まるの?~では陣痛のはじまりから病院到着後の様子をお話しました

今回は、そのつづき

いよいよ分娩と移っていきます

いきむってどうやるの?

と私も思っていたのでこれから出産を控える方の参考になれば幸いです

いよいよ分娩姿勢へ

四つん這いの姿勢を耐え

内診で子宮口もあとちょっとで全開

だいぶ頭が下がってきたと

元のあぐら姿勢に戻っていいよと言われ

体勢を戻すとやはり心拍計から警告音

ここで助産師さんと先生が相談

「もぅあとほんのちょっとなんだよねー(全開まで)」

「心拍下がってきてるんだよねー(赤ちゃんの)」

「いけるかなー(分娩)」

「んーーーやってみよう!」

ということでようやく分娩姿勢になることに

四つん這いの姿勢で全身汗びっちょりの疲労困憊の私は

「ん、産むのか!?」

といきなりの展開についていけない状態でした

最後の力を振り絞って全力で短時間で産む

分娩だ!

となったら、LDRのベッドをバタバタと分娩姿勢に変形させ

照明やら酸素マスクやら登場して一気に本番へ

助産師さん2人に先生2人(お股側&お腹押す側)

そして夫が私の頭を支える係で分娩スタート

みんなで息をあわせて「ひーひーふー」的なイメージをしていたのですが

「いいよ、好きな時にいきんで」

完全フリースタイル

「え、好きなとき?いつ?」

と子宮口が全開ではないし、完全に頭が下がってきていない状態だったので

いきみたいという感覚が全くなく、

いや、そもそもいきみ方がよくわからない

とりあえず、なんとなく今かな、というタイミングで

できる限りの力でいきんで(踏ん張って)みました

これまで完全に意気消沈していたのですが

いざ産めるとなったらゴールが見えて

アドレナリン全開で力が体の底から湧き出てきました

とにかく長く、もう息が続かない、

ってくらい一度にいきんだら、

頭が見えたよ!

こうなったら次で出す!と意気込み、

再度、これ以上ないくらい力いっぱいいきみました

あ、いきむってどうやるの?とも思っていましたが、

ようは大をする感じです

下腹部に力を込めて、踏ん張る感じでした

なんとなくこれかな?という感覚で合っていました

おそらく人間が本能的に備わっている感覚なんだと思います

そして、ようやく息子誕生

へその緒2重巻きで、なかなかお産が進まなかったようです

いきむ・生まれる瞬間の痛みは、アドレナリンのおかげでほとんどなかったと思います

産む時間が短かったのも痛みを感じなかった理由かもしれません

陣痛開始から約2日

病院に着いてから16時間

どこがスピード出産だよ!という長丁場のお産となりました

生まれた瞬間はよく見えず

四つん這いの姿勢でメガネが曇って外してから

産むときまでメガネなしで挑んだ私

生まれた瞬間は、

なーーーんにも見えませんでした

正確にはぼんやりと赤黒い赤ちゃんが取り上げられたというのが見えた程度

夫に汗を拭いてもらいメガネを即かけてもらえばよかったなと少し後悔しています

奇跡?感動?の瞬間を見逃すという失敗談でした

会陰切開はいつの間にかしていた

お産に際して、もうひとつの不安は

会陰切開でした

あそこを切るんですよ

どう考えても痛い

痛くなかったよという意見が多いですが

信じられないと思っていました

会陰が伸びるようにオイルを塗ったりもしました

そして、実際どうだったのかというと

ちゃんと切られました

けど、お産が終わって、胎盤が出て、

「じゃあ縫いますね、切開したところ以外裂けていませんよ」

と言われて、はじめて切開したことを知りました

つまり、全く痛みなんてなかった

麻酔をしたのかもしれませんが(確認できず)

そんな処置をしたことさえ全く気が付かないくらい必死だったということ

もしくはアドレナリンがそのへんもカバーしていたのかもしれません

産んだ直後は感動より疲労と安堵感でいっぱい

産んですぐは感動よりも、

やっと終わった、私も産めた

という気持ちでいっぱいでした

最初に赤ちゃんを抱くのも夫にしてもらいました

カンガルーケアをしたい

とも思っておらず

せっかくならずっと立ち会ってくれた夫にその役をお願いしたいなと

なにより疲労困憊すぎて、すぐに抱くのは無理でした

少し落ち着いてから抱いてみると

重たい、こんな重たいものがお腹の中にいたのか

と疲労も重なってこう感じたのを覚えています

親子3ショットの写真も撮って頂いたのですが

見れたもんじゃなかったです

疲労とむくみと血の気のなさでお蔵入りです

芸能人とか本当に綺麗なんだなぁと再確認しました

1時間くらいしてようやくゼリードリンク以外の食事にもありつけたのですが

やはり消化のよさそうなものしか食べられず

ほとんど夫に食べてもらいました

夫はその日3食すべて私の代わりに完食していました

はじめての出産を終えてみて

お産の始まり方は人それぞれで

進み方も人それぞれ

痛みの感じ方も逃し方も異なると思います

私の場合は、陣痛からスタート

ある程度までは順調に進んだけど、途中からストップしてしまった

陣痛が長かった分、分娩は一瞬だった

感動より疲労が勝った

長時間ではあったけれど、初産ならこれくらいザラな時間なのかもしれません

結果的に、母子ともに無事だったので安産だったのだと

ただ、もう産みたくないというのが正直な感想です

出産の痛みは忘れる

とも言いますが、私は2年経ってもなんとなーく覚えていて

痛みよりも

この状態がいつまで続くのかという絶望感を今でも思い出します

まとめ

自然分娩でも無痛分娩でも帝王切開でも

楽なお産はひとつもなくて

全てのお母さんが本当に尊いと思います

34歳ではじめて出産をして

母親への感謝と生命を生み出す人間の底力を身をもって感じることができました

何人も産んでいらっしゃる方、本当にすごいです

私は、もう産みたくないです

どうにかして男性も産めるようにならないかなぁ

それでは

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